飯盛山 | |
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飯盛山入口付近の実景(2008年9月撮影) | |
標高 | 314 m |
所在地 |
日本 福島県会津若松市一箕町 |
位置 | 北緯37度30分13.4秒 東経139度57分21.5秒 / 北緯37.503722度 東経139.955972度座標: 北緯37度30分13.4秒 東経139度57分21.5秒 / 北緯37.503722度 東経139.955972度 |
プロジェクト 山 |
飯盛山(いいもりやま)は福島県会津若松市の中心部から少し東側にある標高314mの山。またその周辺(周辺の主な範囲についてはこちらを参照)。白虎隊十九士自刃の地としても知られている。
位置
会津若松市一箕町(いっきまち)に位置し、JR会津若松駅からはほぼ真東にあたる。会津盆地の東端でもあり、近隣には白虎隊記念館や自刃した白虎隊士が最初に埋葬された宝光山妙國寺、NHK大河ドラマ『八重の桜』のオープニング映像終盤で登場する石部桜などがある。
概要
「飯盛山」という名前の由来は、この山が飯を盛ったような形なので、この名前が付けられた。
江戸時代後期、戊辰戦争に際して新政府軍と幕府方の会津藩の間で発生した会津戦争に際して、会津藩では藩士子弟の少年たちで構成される白虎隊が結成され、抗戦した。そのうち士中二番隊が戸ノ口原の戦いにおいて敗走し、撤退する際に飯盛山に逃れ、鶴ヶ城周辺の城下町が燃えているのを確認し入城か突撃か、いずれを主張した隊士も、敵に捕まり生き恥を晒すよりはと、武士の本分を明らかにするために飯盛山で自刃した地である。
「白虎隊十九士の墓」には、年間200万人の観光客が訪れる。山へ登るには徒歩で登るコースと「飯盛山スロープコンベア」(有料エスカレータ)で登るコースがある。
中腹には、日本でも珍しい木造建築物栄螺堂(さざえどう)(旧正宗寺三匝堂)がある。上りと下りで、同じ道を通らず抜けられるという仕組みで、国の重要文化財に指定されており、これ目当てで観光に来る客も多い。
頂上からは、会津若松市内が一望できる。テレビ朝日系ドラマ『白虎隊』のロケ地でもある。
アクセス
- JR会津若松駅前4番バス乗場からまちなか周遊バス「あかべぇ」で約5分、「飯盛山下」下車。徒歩2分。
- JR会津若松駅前1番バス乗場から「千石・神明線 千石先回り」で約4分、「八角町(やすみまち)」下車。徒歩7~10分程度。
- JR会津若松駅前2番バス乗場から「金堀行」で約13分、「滝沢」下車。徒歩3分。
- 自家用車の場合は、飯盛山観光案内所の西側ある「市営観光無料駐車場」を利用するか、近隣の土産物店等の有料駐車場を利用する。
参考文献
- 会津大事典(国書刊行会)