経済的解放の闘士 Economic Freedom Fighters | |
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最高司令官 | ジュリアス・マレマ |
成立年月日 | 2013年7月27日 |
本部所在地 | ハウテン州ヨハネスブルグ |
国民議会議席数 |
39 / 400 (10%) |
全国州評議会議席数 |
11 / 90 (12%) |
政治的思想・立場 |
左翼 - 極左 マルクス・レーニン主義 左派ポピュリズム 反資本主義 反帝国主義 パン・アフリカ主義 反白人主義 反インド主義 |
シンボル | 赤 |
公式サイト | Economic Freedom Fighters |
経済的解放の闘士(けいざいてきかいほうのとうし、英語: Economic Freedom Fighters、アフリカーンス語: Ekonomiese Vryheidsvegters、EFF)は、パン・アフリカ主義を掲げる[1]南アフリカ共和国の左派政党[2][3]。2013年7月27日、ソウェトで結党された[4]。
概要
2012年、アフリカ民族会議(ANC)の青年同盟のリーダーであったジュリアス・マレマがANCを除名され、翌年EFFを設立した[3]。マルクス・レーニン主義の党と自己定義し[5]、反資本主義、反帝国主義を掲げ、鉱山および銀行の国有化、再分配のための土地収容を主張し[3][4]、若者、貧困層、失業者を中心に支持を集めている[3]。2014年5月の総選挙では下院400議席中25議席(得票率6.35%)[6][7]、2019年5月の総選挙では44議席(得票率10.79%)[8]。
マレマは、過去に白人(ボーア人)に対するヘイトスピーチにより有罪判決を受けている[9]。
ANCは、ジンバブエのムガベ政権の与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が、ANCの不安定化を狙ってEFFを支持していると非難している[10]。
2019年3月上旬、マレマは、ベテラン女性ジャーナリストのカリマ・ブラウンのプライベートの電話番号を自身のツイッターアカウントに無断で掲載し、結果ブラウンがEFF支持者とみられる人々から強姦および殺人予告を含む多数の脅迫を受けるという事件があった。ブラウンは本件に関して警察に告発するとともに、選挙委員会に不服を申し立てた[11][リンク切れ]。
2018年に浮上したVBS Mutual Bankのスキャンダルでは、EFF党首のジュリアス・マレマおよび副党首のフロイド・シヴァンブの親族を通じて、資金の一部が不正にEFFに流れた疑惑がもたれた[12]。
2024年の総選挙では5議席減となる39議席を獲得した[13]。
脚注
注釈
- ^ 11名の内訳は州議会から構成される常任議員9名、州政府の閣僚が兼務する特別議員2名。
脚注
- ^ Guerandi, Giuseppe Rajkumar (2022年1月23日). “Destructive game: analysis: EFF’s apparent U-turn on pan-Africanism raises questions about its stance on immigrants” (英語). Daily Maverick 2022年12月8日閲覧。
- ^ “South Africa's left-wing EFF leads latest anti-government protest”. (2020年6月13日). オリジナルの2020年6月13日時点におけるアーカイブ。 2022年12月8日閲覧。
- ^ a b c d “Economic Freedom Fighters | Ideology, Leadership, & Fact” (英語). Encyclopedia Britannica. 2022年12月8日閲覧。
- ^ a b “Economic Freedom Fighters (EFF)”. South African History Online. 2022年12月8日閲覧。
- ^ DECLARATION OF THE ECONOMIC FREEDOM FIGHTERS NATIONAL ASSEMBLY ON WHAT IS TO BE DONE—26 – 27 JULY 2013.EFF公式サイト
- ^ 「南ア与党が15議席減 総選挙の最終結果発表」『MSN産経ニュース』2014年5月11日。2014年5月15日閲覧。
- ^ 「南ア総選挙は与党ANCが圧勝、アパルトヘイト後5期連続」『AFPBB』2014年5月12日。2014年5月15日閲覧。
- ^ 『南アフリカ共和国における総選挙について(外務報道官談話)』(プレスリリース)外務省、2019年5月13日 。2020年5月16日閲覧。
- ^ “ANC youth leader found guilty of hate speech” (英語). (2011年9月12日) 2022年12月8日閲覧。
- ^ Marrian, Natasha (2013年7月29日). “Mantashe hits out at EFF for ‘distorting the Freedom Charter’”. BDlive. オリジナルの2013年8月1日時点におけるアーカイブ。 2022年12月8日閲覧。
- ^ “It’s official: Brown to lay complaints with cops, IEC against EFF” (英語). The Citizen. (2019年6月3日) 2020年5月16日閲覧。
- ^ 牧野久美子「2019年総選挙を控えた南アフリカの政治情勢」『アフリカレポート』第57巻、アジア経済研究所、2019年、47-51頁、doi:10.24765/africareport.57.0_47、2020年5月19日閲覧。
- ^ 『南アフリカ共和国における総選挙について(外務報道官談話)』(プレスリリース)外務省、2024年6月3日。 オリジナルの2024年6月3日時点におけるアーカイブ 。2024年6月9日閲覧。